校長こんにちは。たまに独り言の方でお世話になっています。気分がだいぶ滅入ってきたので相談させてください。私の過ちのせいで、
母親がずっと
彼氏のことを嫌っています。
私は22歳の大学生で、6年制の学部なので卒業はかなり先です。実家暮らしで、一人っ子ということもあって
母親には溺
愛されて育ってきました。
父親は適度な放任主義で、
父親のことは心の底から尊敬しています。
彼氏も同い年(学年は1つ上)の同じ学部で、付き合って1年半になります。趣味も価値観も
性格もとても合っていて、将来のことを真剣に考えているくらいには
愛し合っています。
なぜ
母親が
彼氏のことを嫌っているかというと、話が長くなるのですが、ひとえに全て私のせいです。今の
彼氏と
付き合う前、私は
元彼にこっぴどく振られました。その傷をずっと引きずっていて(今も許していません)、何度も泣きました。
母親は娘である私のことを溺
愛していて、それ以上に自身の恵まれない人生を私に仮託しているところがあって、私以上にその
恋愛にのめり込み、私以上にその
元彼に対して激怒していました。私の一挙手一投足に口出し、手出しするのが当たり前で、心配を盾に私の行動をコントロールしたがる人です。私と
親しい数名の人から
母親の過保護っぷりを指摘されたことがあります。
今の
彼氏と
付き合うことになったのも、
母親の勧めがあったからです。
恋愛の傷を癒すには
恋愛が一番だからと言われ、
彼氏を探しているうちに今の
彼氏といい感じになりました。他にもいい感じになった人は数名いましたが、母が
占い師に鑑定してもらったところ、今の
彼氏が私と一番
相性がいいからということで付き合ってみなさいよと言われました。もちろん、私はその鑑定結果を盲信したわけではないですが、一度食事に行っただけで彼のことが大
好きになり、お付き合いするに至りました。付き合ってからは若気の至りの頂点でした。私だけではなく、母も有頂天でした。早く挨拶に来るよう言われ、付き合って2ヶ月ほどで彼は実家(父は単身赴任中で
母親のみ)に挨拶しにきてくれました。母は
彼氏を気に入り、うちに住んでしまえばいいのにと言いました。もちろん彼は断りましたが、
母親は
本気でした。家に彼のための部屋を作り、何度もうちで食事をご馳走し、家に泊まらせました。しかし、彼がそこまでしてくれたのにも関わらず、
元彼の傷のせいで私は彼を信じきれませんでした。彼は付き合ってすぐ私に、自分はある精神的障害の可能
性があることを告げました。種類は違いますが、
元彼も精神に問題があり、そのトラウマがフラッシュバックしてしまいました。また以前のように、気分の落ち込みにより
別れを告げられるのではないかとずっと怯える日々が続きました。彼が原因不明の病で救急搬送されたこともその恐怖に拍車をかけました。私は愚かにもその恐れを母に話しました。母はずっと大丈夫よと言っていました。
そんなある日、事件が起きました。今から1年と少し前のことです。私と彼が所属しているサークルで飲み会があり、帰りが遅くなるので外泊しようという話がまとまっていました。しかし当日の昼になっても彼と連絡がつかず、私はずっと不安でうろたえていました。やっと連絡がついたと思ったら彼は涙声で、理由を話してくれませんでした。外泊の用意をして飲み会に行きましたが、彼は元気がなさそうでした。飲み会の最中に母から電話がかかってきました。(母が)体調を崩して今にも倒れそうとのことなので、彼に理由を話して抜けようとすると、彼はついてきてくれました。家に帰ると母は意識はあるもののお腹がとても痛くて気持ち悪い、とのことで、医学的知識のある彼と二人で看病しました。とはいえほとんどできることはなく、また彼の態度の理由を聞かなければならなかったので、別室で二人で話していました。その日彼はうちに泊まっていきました。次の日の朝、
母親の容態が落ち着いていそうだったので、私が彼と昼食を取ってくると言うと、母が豹変しました。今まで見たこともないくらいの錯乱ぶりで、彼と私に対して「出て行け!もう出て行け!二度とうちに来るな!」と何度も叫びました。彼はその錯乱を病的なものと捉えたらしく心配していましたが、私はとりあえず彼に帰ってもらい、泣き叫ぶ母と話をしました。母が言うにはこうでした。
彼氏は私の体調が悪いのにうちに来るなんて非常識だ。私は娘に看病してもらいたかったのに、赤の他人に自分が便秘で苦しんでいるところなんて見られたくなかった。苦しむ私を放っておいてまで
彼氏と喋りたいなら、そこまで
彼氏が
好きならもう
同棲でもすればいい、と。私は自分の配慮が足りなかったことを泣いて詫びました。私があまりにも号泣するので母は許してくれました。しかし、もう二度と
彼氏を家に呼ぶなと言われました。母は私を不安にさせていた彼のことを、その一件もあって嫌いになってしまいました。それまでの態度と全然違うし急に言われても納得できない、と私が言っても無視されました。
その事件が起きてから、私は母の存在がしんどくなりました。元々心配
性で
束縛のきつい
親でしたが、その時は
母親のことを、
親ではなくただのヒステリックな女
性としか見られませんでした。その次の月辺りで彼と旅行を計画していました。その事件があっただけでなく、新しくペットを飼い始めたことや、私と母が体調を崩したこともあって、母は最後までその旅行に反対していましたが、私はその旅行に行かなければ精神が死ぬと思ったので強行突破しました。母と揉めていることは彼にはずっと黙っていました。旅行は楽しんだものの、ずっと母からの連絡を恐れていました。なるべく早く帰ってくるよう言われていたので、もう少し長く居たかったのですが渋々早めに帰ってきました。帰ると母は私に「楽しんできた?だって最後の旅行だもんね」と言いました。当然この旅行で最後にする気など無かった私は猛抗議しましたが、議論をすると必ず
母親が体調を崩し、その時は救急車の世話にもなったので、その議論は立ち消えになりました。
それからも揉め事は多々起こりました。それまで私はバイトの都合もあって週一で彼の家に外泊していたのですが、ある日外泊から帰ろうとした時に
母親から「もう帰ってくるな」と電話がかかってきました。もう貴方の顔を見たくない、とまで言われ、私は家に帰れなくなりました。彼に事
情をオブラートに包んで話すと、彼は確かに週一の外泊は多すぎたし、母も本心からそう言ったわけではないのだから帰ってあげてと言いました。ですが私は人生で初めてそこまでの拒絶を母から食らったことがショックすぎて、五日ほど経ってやっと家に帰れました。家に帰って、母の顔を見るとなぜか涙が止まりませんでした。号泣しながら謝ると、母は笑って私を抱きしめながら「わかったならいいのよ」と言いました。私は母の
愛情を再び得られたことに安堵しつつも、一生母の言いなりにならなければいけないのかという恐怖を感じました。
以降は母との会話で彼のことを話題にあげるのが禁句のようになりました。
デートしてくると言っただけで母は不機嫌になるので、いつしか
友達と出かけると
嘘をついて
デートするようになりましたが、ある朝急に母が黙りこくっていたので理由を聞くと、
夢で亡き祖母が、娘(私のこと)はあんたに気を使って
嘘をついて彼と会っているんじゃないのかと言っていたと、それは本当なのかと聞かれました。そこまで言われて
嘘をつくわけにはいかず、私がその内容を認めると、母は「まさかあんたが
嘘をつく子だなんて思っていなかった」と言って家を出て行ってしまいました。その時は父の仲裁もあって短時間で帰ってきました。最近では、私がずっと彼の話を口に出さないので、母は私が
別れたと思いこみ、「次に
付き合うのはこんな人がいいよ」といったアドバイスを毎日のようにしています。もう面倒臭いので私も
別れたということで話を合わせていますが、また
嘘がばれて
母親が発狂するのではないかと思うと恐ろしいです。
私の
恋愛が絡まなければ、母は
愛情深くて優しいです。実際、コロナ騒動で家からほとんど出ずに2ヶ月ほど過ごしましたが、彼の話題が出なかったので平穏で快適な日常を過ごしました。母の鬱陶しいアドバイスを除けばですが。しかしもうしんどくなってきました。(中略)母の無神経なアドバイスも、母に
嘘をついてコソコソ彼と通話するのも、もう限界です。母に対して彼とのことを説得する元気もありません。母や今のそこそこ快適な暮らしを捨てる勇気もありません。彼は何も悪くありません。私が母に何もかもを話してしまい、母と戦う勇気もなくズルズルと先延ばしにしてきたから今の状況があるのです。にも関わらず、最近は彼と会話するのがしんどくて、いっそ
結婚できるようになるまで会えない日々が続いてしまえばいいのになと思います。
好きかどうかもわからなくなってきました。もう
嘘をつくのは嫌です。でも
母親と戦うのもしんどいです。(中略)
こんなわがままな私ですが、校長先生はどうするべきだとお考えでしょうか。
結婚するまで
嘘をつき続けるべきか、家の居心地を悪くしても母と戦うべきか、それとも彼と距離を置く、または
別れるべきでしょうか。校長先生のお言葉を聞かせてください。お願いします。
すんごい長さの相談で、だいぶ削ったんだけども、削る箇所を選ぶのが難しかったな・・・。削ったエピソードも説明も、それぞれの
性格や心
情を表す上で無駄な部分とは思えなかったから。まぁいろいろ制約もあって削るしかなかったんだけども。
それはともかく・・・。これは本当に厄介で、今後、君を大いに苦しみ続ける問題だと思った。君の人生における巨大なテーマになるだろう。「どうすべきか」と相談されたけども、何を選んでも大きな痛みを伴うのは確実で、本当に難しい問題だと思った。
君もよく分かっているようだけど、まず
母親について校長の感想を言うと、とにかく君に対しての
依存心が半端ではないよな。君に自分の人生を乗っけているし、振り回しも激しく(思い通りにならないと突き放すようなことを言うなどももちろん振り回しの一環であって)、君を手放そうとしない。君のことを思っていて、君に幸せになってほしいと願っている・・・という大義があるから、自分が娘を精神的に支配していることについては自覚していないだろうし、苦しめているとも思っていないだろう。もちろん「勝手にしろ」「帰ってくるな」と言える自分だとも思い込んでいる・・・(以下省略)
※回答の全文は
恋愛の学校に掲載されています。