一般的によくある話なのですが、好きな人に振られました。
今となっては私に選択権がある状況ではないのですが、諦めても諦めなくても、粘っても粘らなくてもどのみち後悔すると思うので、どうしようかと思っています。

私は派遣社員として働いている24歳の女性です。職場の先輩で、私と同じ派遣社員の男性（30代前半）のことが出会ってすぐの頃からずっと好きでした。

きっかけは、働き始めた頃。私の教育担当が彼でした。彼を見たときの第一印象は、「ハゲてるな」でした。当時私は、これまでの人生や前の職場でのトラウマから、人と話すことや人間関係への不安を抱いていました。そんな私に、「○○さん（私）ぐらいで動じたりしないから肩の力を抜いていい」と声をかけてくれたのが彼でした。

それから一月後食事に誘われ、いろいろな話をしました。彼が過去の恋愛について話してきたり、「出会いがない。社内恋愛はお互いの人柄がわかるからいいと思ってる」と言ってきたり。雑談で引越そうと思っていると話したら、彼と同じ路線の駅を勧められたり。

私は彼のことが気になっていましたが、社内恋愛は仕事への影響が出やすいため、気持ちをセーブするよう努めていました（結局抑えきれませんでしたが）。

あるとき、私から食事に誘ったら、「彼女にばれてしまったから今回は行けない」と返信がきました。
（その後、「タイミングが合わなかっただけ」とフォロー？ありましたが）彼女いたんだ、と思い、そこからは仕事以外での接点はなくすようにしました。

それからさらに半年ほどの月日が流れたある日、皆で飲みに行く機会があり、その帰り道で二人きりになりました。「彼女と飲みに行ったりしないんですか」と聞いたら、何故か嬉しそうに「別れたんですよ」と言ってきました。

それから数週間後、ずっと好きだったと伝えました。結果は、「職場に影響があるから…。今はゆっくり進めていこう」とのことでした。

それからは、何度か食事に行ったり、たまにくだらないメッセージのやりとりをするような仲をずっと続けていました。そうこうしている間に、私も仕事に慣れ、気づけば出会ってから一年半ほど、告白してからは半年ほどが経過していました。

先日、彼が正社員登用されることが決まりました。人伝にそれを聞いた時、恋愛的にはやりづらくなるなと思ったのと、どうして話してくれなかったのだろうとも感じ（まあ人事情報なので当然ですが）、なんだか彼を少し遠くに感じました。そこで私はなぜか焦ってしまい、この間彼に、「キャリアアップのために転職を考えているから、そうなったら付き合ってほしい」と言ってしまいました。
すると彼は言いました。
「そういう欲求がわかない。一人でいることに慣れすぎて、付き合うイメージがわかない。学生時代ほどの情熱をもてない」と。じゃあ一回目のときにはっきり振ってくれればいいのに、と言ったところ「断ると気まずいのと、変わると思っていたけど変わらなかった。周りから結婚の話とか聞いて、本当に興味はあった」と。

そして今に至ります。

仕事上毎日顔を合わせていますが、振られて一週間は気まずさはあったものの（特に彼の声や表情が固かった）、意地とプライドで普通に接するようにしていたら、また笑って話せるようになってきました。

今回のことをどう受け止めて消化していけばいいのか、まだ迷っています。彼が付き合うことを望んでいないのならしつこくしたくない（嫌われたくないし、私だったらしつこい人は嫌なので）ですが、反面、彼はわたしの人生にとっていなくなっていい人なのだろうかと思います。

もちろん、まだ私は冷静じゃないですし、振られた直後だから執着するだけだろうと。彼の知らない一面を知ったら失望するかもしれないし。世の中にはたくさんの人がいて、自分以外の人なんて代わりがきくのだし。直後にはそうは思えなくても、時間が経てば実際どうでもよくなっているものだし。仕事とは別に昔から追っている夢もあり、大きなチャンスが掴めそうなところなので、どのみち今後は忙しくて恋愛どころではなくなりそうだし。

一回目の告白のとき、振られたと認識できなくてしつこくしてしまったかもしれないこと、反省しています。反面、「断ると気まずいから」ってなんだと、最初に思わせぶりな態度をとってきたのはそっちではないかと、納得いかない気持ちが出てくることもあります。ここに書けなかった内容でも、脈ありだと捉えてしまう瞬間はあったので。
自分が最初に思わせぶりな態度をとってきて、私が諦めようとすると引き止めてきて。それで「断ると気まずいから」って責任転嫁かと、お前にタマはついているのかと。

ずっと後悔しないように選んできたつもりで、選んだことには責任転嫁せず現状を受け入れたいと思っています。
でもまだ、気持ちの整理ができません。

長くなってしまいましたが、何を選んでも後悔すると思うときはどうすればいいのでしょうか？
もっとも、世間的にはこんな話はよくあることなのでしょうが…。