校長、こんにちは。今年32歳になる未婚女性です。毎回、相談者さんに対する校長の、具体的かつ愛のある回答にひきこまれながら拝読しています。今回、私のとりとめのない話を、どうか聞いてください。

現在、1年半彼氏がおらず、前の彼と別れて半年経った頃から、出会いのパーティーに参加してみたり、マッチングアプリをやってみたり、自治体主催の制度などを利用したりと、いわゆる婚活をちょこちょこ行なうようになりました。
しかし、今のところしっくり来る出会いがありません。
トータルでみればかなりの人数の方に出会ってきたと思います。つい先日出会った方に関しては、パーティーの中でお互い県外かつ共通の都道府県で学生時代を過ごしたことがわかり、お話ししていく中でも嫌なところはなくいい人だなと思った方がいらっしゃいました。
しかし、向こうから連絡先交換したいと意思表示してくれたのに、自分からはOKを出せませんでした。結婚後の具体的なあれこれをイメージしてしまい、細々としたことが気になってしまったからです。
先日のケースの場合、その人の苗字が好きになれず、「結婚したらこの苗字になるのか、、今のままがいいな、、」とか「県外出身か。。しかも転勤ありの職種。。もし結婚したとして、今の仕事続けられるの？向こうの親御さんを介護しないといけない状況になったら、ここを離れないといけなくなる？こっちも親が心配だし、娘の私がなんとかしないといけないのに。」などなど、まだ始まっても決まってもいないことに対してマイナスなことばかり考えてしまいます。学生時代に出会っていたら付き合えてたかもしれないのに、と思うと今の自分の視野の狭さや、結婚後のイメージに縛られてしまう思考が、窮屈でなりません。
将来のことや自分の親（両親は離婚して、母と弟2人暮らし）のことを思うと、どうしても気持ちより先に頭が動いてしまい、ブレーキがかかります。
そういった意味では、前の彼氏は苗字の響きが好きで、家も程よい距離など、ぱっと見の結婚の条件などは良かったです。(金銭感覚や短気な性格だった等、中身は致命的でしたが)
自然に出会った人で自分がいいなと思った人は、ことごとくどこか致命的で、この前職場の人からは「あなたはぜったいに結婚で選んじゃいけない人を好きになる傾向がある。あんたに結婚はできんな。」と言われました。
そこまで言われる筋合いないわ！と思う一方、どこか放っておけない人を好きになる傾向や、一度好きになると相手の嫌なところを見て見ぬ振りをしてしまう癖があるので、そう言われても仕方ありませんが。。結婚できないと言われたことをずっと気にしています。

少し話がそれましたが、そもそも、婚活という品定め感の強い環境に身を置いているから好きになれないのか、それとも、好きになれないが為に家族事情や自分のわがままを言い訳に相手を遠ざけたいだけなのか、そもそもその前に、結婚が自分のライフスタイルや価値観に合っているのかさえ、分からなくなってきました。
結婚したとしても、お互い楽しい恋愛期間を過ぎる頃には何らかの問題や相容れない何かが出てきますし、1人暮らしをしている為住居に関するこだわりも多少持っており、許せないことが出てきた時に、かなりのストレスを感じそうだな、という想像しか働かず、幸せな結婚への道がものすごく遠いものに思えてなりません。
ただ、家に帰った時に自分の大切なパートナーが待ってくれていたり、何気ないやりとりで笑い合えたり、自分を肯定して受け止めてくれる相手と出会えたら、それは凄く素敵なことだなと思います。悶々とした疑問を持ちつつも、そんなちっぽけな希望を捨てきれない自分もいて、現実との差に落胆してしまいます。
周囲の友人は皆結婚しているか彼氏がいます。みんな、かけがえないと思える相手と出会えていて、話を聞く限りでは、揺るぎない信頼関係を築いている家庭ばかりです。凄く素敵で、凄く羨ましくて、すごく切なくて、自分は何やってるんだろう、何故みんな、そんなにぴったりの相手と出会えてるの？自分はこんなに苦労しているのに。。などなど、ここでも羨ましさやどうしようもない疑問が湧いてきます。
ほんとは、みんなそれぞれに事情を抱えていて、色んな紆余曲折を経て今があると思います。しかし、まだ自分はその紆余曲折を乗り越えられていないので、単純に、何が自分に足りないんだろうという気持ちです。
友達のことは大好きなのに、勝手に1人みじめさを抱えてしまうことにも嫌気がさします。

本来、恋愛感情に芽が出るのも、出会いのタイミングもコントロールできるものではないので、行動面では自分にできることをやっていくくらいしか選択肢はないと思っています。
しかし、何度出会っても全く状況が変わらない現実と、今の自分のマイナス思考が嫌すぎます。
前向きだったり、もう少し俯瞰してこの状況を捉えられる考え方やきっかけがあればいいなと思います。
ここまで長文を読んでくださってありがとうございます。ほんの少しでも構いませんので、校長のご感想やアドバイスを頂けましたら嬉しいです。