校長先生、こんにちは。
いつも楽しみに読んでいます。

自分が透明になったように、心の置き所が分からなくなってしまいました。苦しいです。
良かったら、読んでください。
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私＊歳（30歳前後）婚暦なし・彼＊歳（40歳手前）バツ1(子無し)。
会社で出会い、私からのプッシュで付き合い、まもなく交際3年です。先日結納を済ませ、来年入籍と式を控えています。彼はルックスもよく、仕事でも頼りにされ、家族を大切にし、私の両親とも仲良くしてくれています。余裕があり、波がなく自立的で、なかなかいない様な、いい男です。たぶん、バツが無かったら、私には射止められない。
元々自己肯定感が低い私が仕事でメンタルをやられ、自棄な発言を繰り返した時期も、彼は寄り添って支えてくれました。おかげで寛解し、今に至ります。

前妻さんとは、私と付き合い始める3ヶ月程前には離婚や諸々の片付けが終わっており、以降(つづく現在も)一切の連絡は取り合っていないとのこと。
離婚の原因は、前妻さんのメンタル系疾患から来る不和で1年ほどの別居、のち前妻さんから切り出された別れだったとの情報。これらは付き合い始めに彼から説明されていました。
彼も心身不安定な前妻さんを献身的に支え、でもその努力虚しく寛解ならず、本意ではないが離婚を受け入れたとのことでした。
私と付き合い始めるときには(外向きかもしれませんが)すでに吹っ切れていたようです。
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最近携帯の調子が悪くなり、SIM替えて使っていいよと、彼の古い携帯を譲り受けました。初期化がされていないのに気付き、出来心から中身を漁ってしまいました。
いままで一度も、彼の携帯を黙って見ることはありませんでした。でも一度開いたが最後、歯止めが効かず。写真アルバム、前妻さんとのSMSを見られる限り、全て見てしまいました。

ーーーーショックを受けました。
前妻さんがいたことは、聞いていたはずなのに。今横にいるのは私のはずなのに。私と出会う前に、こんなにも愛情を注ぎ、結婚を決意し、若き日を捧げた女性がいたということを目の当たりにし、頭を撃たれたようです。
精神的に不安定な彼女へのメールは、辛抱強く、あたたかいものでした。守るべきは君だけなのだから、俺が選んだ嫁なのだからという言葉。2人で写った写真のなかの、若々しい彼の、彼女へ向ける優しいまなざし。

画像や文字の威力はかくも強いのかと衝撃を受けつつも、スクロールする指を最後まで止めることが出来ませんでした。
見られる限りをすべて見終わり、いま罪悪感と、虚脱感と、嫉妬のような、体験したことのない感情に苛まれています。自分自身どこかでこうなると解っていたからこそ、いままで彼の過去を追及しないできたのに。後悔しかありません。

混乱の頭の中で、以下のように自分の考えを分解しましたが、消化できそうにありません。

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1:彼はもう前妻さんに未練がないことは知っているはずなのだが、漠然とした不安を覚える。
(7に関連)

2:仮に前妻さんとうまくいっていたならば、私は今、彼の横にはいない。

3:彼の好きは、私の好きが前提にあるように思える。彼からなら、選ばれなかったと思う。

4:彼の前妻さんへのメールは、私へのものと変わらず、とてもまめで、愛情深いものだった。
私である必要はなく、私は後釜である気持ちだ。

5:彼が、不安定な時期の私を見捨てなかったのは、前妻さんを重ねていたのかもしれない。

6:彼は、私を支えることで、うまくいかなかった前妻さんとのその後をトレースしているのではないだろうか？

7:優しい彼は、前妻さんの時も、私にも、あたたかく優しい彼のままだ。私には、真には永遠に手に入らないかもしれない。
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週末に彼に会うのが怖い。三年も付き合って来たのに、誰かのもののようで、異質で、遠く感じます。

いままで、大きな喧嘩はして来ませんでした。もしかしたら最初の試練なのかもしれません。

いままで通りに振る舞える自信がありません。SIMロック解除に対応しておらず、結局使えなかった彼の携帯は、週末に返さなくてはなりません。彼は私の違和感に気付くかもしれません。でも、鷹揚な彼は『中身見た？』とは訊かないと思います。

携帯を見てしまったこと、打ち明けて、全ての不安を洗いざらい開示するか。今横にいるのは私なのだからと、心にしまって生きていくべきか。打ち明けたとて、いつもの優しい笑顔で、もう過去のことだよ、と掴めない風船のように飛んでいってしまいそうな感覚。私にはこの風船、掴めるんでしょうか。

校長先生、私はどうしたら、この心に空いた穴を埋めることができるでしょうか。

乱文で申し訳ありません。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。季節の変わり目で、体調も崩しがちだと思いますが、どうぞどうぞ、ご自愛ください。